つれづれとミロ受けなお話ポチポチ書いてます。
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夢魔という生き物は底なしの欲望を持つ浅ましい生き物である。
他の性を奪い、それを糧に生きてゆく。
まだ夢魔として完全に覚醒してない幼い時分、そんな種族である自分が自分自身大嫌いだったことをミロは時々思い出す。
そしてその度に、カノンを強く欲してしまうのだった。
「どうした…? 今日はいつもより…ぁっ、ご執心だな」
「ん…ふぁ…、別に、いつもどおりだよ?」
ベッドに横になったままのカノンの上にまたがりミロは好きな風に腰を動かし、快楽に酔いしれていた。
腹の奥まで満たされてゆくような感覚、ぐずぐずと足の先から崩れてゆきそうな快楽の波に過去へとさかのぼっていた思考がぼんやりとして、どうでもよい気分になってくる。
そのまましばらく腰を動かしていれば膣の奥深くを抉っていたカノンのペニスが大きく震えて爆ぜた。
熱い奔流を体内に感じ、ミロもびくびくと薄い肩を震わせた。
「ミロ…」
「?」
ミロの体を自分の上から持ち上げ、そのまま腹の上に彼女の体を乗せた。
逞しく、熱いカノンの胸の上にぺたりとされるがまま降りるミロはカノンが何をしたいのかわからずに小首をかしげたままだ。
「ミロ、俺の顔の上に乗って」
「へ…?か、お?」
「ああ…顔の上」
ちょいちょいと指を折り曲げ指示してくるカノンに、ミロは戸惑いながらも泥を吸った綿のように重い体を持ち上げカノンの上をまたいだ。
じっと感じる視線が、ミロの中の熱を煽る。
流石に夢魔とはいえ、そこをまじまじと誰かに見られれば恥ずかしい…という感情くらいはわくものだ。
それも…この世で一番好いている相手にならなおのこと。
「カノン…なに、みてるんだ?」
「うん…? ただ見てるだけなのにひくひくと、愛らしいものだなと」
「っ…馬…ひゃう!」
下から聞こえてくる笑い声交じりの声に思わず腰を浮かそうとしてミロは、しかし逆に腰を押さえつけられカノンの顔の上に完全に腰を下ろしてしまった。
ぬるり、と中に入り込んできたのがカノンの「舌」だとはすぐに気がついた。
熱い吐息と、ぬるぬると舌で膣内を荒らされる感覚にミロはぶるりと背中を震わせた。
先ほどまでの行為でミロの中は敏感だ。それこそ視線だけでひくついてしまうほどなのだから舐められたり、それから悪戯にクリトリスを甘噛みされたら、もう押し寄せる快楽に溺れてしまう。
「ふ、ぁあ…か、にょっ…かのんっ」
ぷしゃあ…と、盛大なミロの嬌声の後に続く音。
盛大に押し寄せてきた快楽に、ミロはただイくだけでなくたまらずそのままの体勢で尿までも溢れさせてしまった音だ。
カノンはそれに対して驚いた様子も見せず、そのままミロの愛液と尿全てを口内へと収めてしまった。
一滴も残したくない…とでもいいたいのか尿の音がやんでも尿道の辺りを舌で執拗に嬲り、膣内を吸い上げるくらいだから。
「あ…ぁっ…カノン、も…きょ、は…なんか、へん」
あらかたミロの愛液も尿も味わい尽くしたカノンはぐったりと崩れ落ちそうなミロの体を自分の顔の上からどけると今度は自分の体の下に組み敷いて、ちゅっちゅと音を立て首筋の、さきほど自分がつけた跡を吸い上げた。
弱弱しいミロの甘い声。瞼が重そうなのは強すぎる快楽の連続で夢魔といえど体力の消費著しく、眠いからなのだろう。
「うん…?ちゃんとミロに知ってもらわんとならんなと、思ってな」
「おれ、に…?」
「ああ。俺はお前が大好きだって。欲に対して貪欲で…だけど愛らしいお前が世界で一番、な」
「カノン…っ!」
ぎゅうと抱き寄せられ、耳元でささやかれた言葉にミロは胸がきゅうきゅうと締め付けられるような感覚を覚え、思わずカノンの首筋に抱きつき返していた。
幼い頃から、ミロは腫れ物に触れるように扱われてきた。
魔王の系譜だから、汚らわしい夢魔の一族といえど大切に扱わなければと。
その空気を感じ、ミロもカノンと出会う前は出来るだけ自分の欲を抑え生きていた。
息苦しくとも、それが運命なのだと。
だから、カノンと出会えたことはカノンと結ばれたことはミロにとってなによりも幸福なことだったのに。
それだけで十分すぎるほど幸せだったのに。
そんなことを言われたら…きっと、心臓が爆発して死んでしまう。
「あ…だめ、死ねない」
「?」
「ううん、なんでもない。おれも、カノンの事、好き。大好き…!世界で一番好き」
胸が痛くて、息苦しくて死にそうだけど。
でも、死ねない。
カノンの為に、死ぬわけにはいかない。
自分の愛液と尿で汚れたカノンの口に、ミロはためたいなく自分の唇を重ねる。
薄く、少し硬いカノンの唇の感触はミロの胸をますますきゅんと締め付けるのだった。
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